『経済で読み解く日本史〜平成時代』まとめ①

このまとめは、上念司氏の著書『経済で読み解く日本史〜平成時代』をまとめ、物語として再構築したものである!
迷走する平成日本の経済史をとくとご覧あれ!
(※多少作者様の意図を大げさに脚色しております。脚色し過ぎな部分は笑ってご容赦ください。)

第1章 日銀不況と7つの事件

登場人物

日銀総裁 三重野大魔王

バブル期日銀総裁日本を破滅する究極魔法「ヨイデフーレ」を使う邪悪な存在だ!

魔王の手下 日銀職員

魔王の命令に忠実に従い民の苦悩は聞こえない特殊な耳を持つ!哀れな悪の手先!

大蔵省官僚たち

金と接待と、下着を着けていない女性が働く飲食店を何よりも好む!金とエロスの邪神。嫌いなものは「普通の」しゃぶしゃぶ店だ!

経済的に困窮した人々

普段はおとなしいが経済的に困窮すると危険思想に走る法則があるのだ!

1の1「悪夢の平成!悲劇の序幕!」

平成の経済を語る上で避けて通れないのが、バブル崩壊である。

起点となったのは、1985年のプラザ合意。ドル高を是正するため円高を実行させられた日本。

これで低迷した景気を戻すため日銀は低金利政策を連発。この低金利を利用し、企業が土地を買いまくり地価が高騰。これがバブル景気なのであった!

しかしそれを崩壊させたのが、1989年からはじまる日銀による金融引き締めであった!

1の2「戦慄!日銀総裁三重野大魔王の平成大不況への野望!」

1991年!三重野魔王による日銀の金融引締は、大蔵省の不動産融資に対する総量規制と相まって最悪の状況に!

その結果、日経平均株価はなんと20%も暴落!

更に翌年!公定歩合を0.75%引き上げて、6%にする無慈悲な追い打ち!

しかし、実はバブル期の物価上昇率は異常ではなかった。

※株と不動産は除く

バブル崩壊をまねいたのは、三重野大魔王だったのだ!

1の3「恐怖!経済的に困窮した人々の暴走!」

バブル崩壊の過程で鬱積した人々の爆発は、7つの大罪で決定的に!

これが7つの大罪だ!!

1. NTT株暴落(昭和62年/1987)

2. リクルート事件(昭和63年/1988)

3. 住友銀行イトマン事件(平成2年/1990)

4. 野村證券損失補填事件(平成3年/1991)

5. 住専問題(平成7年/1995)

6. 不良債権問題(平成9年/1997)

7. 大蔵省接待汚職事件(平成10年/1998)

銀行はヤクザとズブズブ。大蔵省官僚はノーパンしゃぶしゃぶ接待漬け。その見返りに不正融資を見逃しまくり!

その結果!経済的に困窮した人々が暴走し、38年続いた自民党政権が倒れ、細川内閣が爆誕したのであった・・・。

第1章 日銀不況と7つの事件 まとめ

【筆者が言いたかったこと】

①バブル期は決して異常な状況ではなかった!

②インフレファイターは非常に危険な存在!


③経済的に困窮した人々はナウシカの王蟲のように怒りで我を忘れ必ず危険思想に走る!

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