たまおの気になるニュース インボイス制度前編:ゴッゼイラ(消費税)誕生秘話

このシリーズは、1円を笑うものは絶対に泣かす漢「一円(ひとつぶら)たまお」が気になった世間のニュースを掘り下げて、民を苦しめるものを泣かしていくコーナーである!

話題のインボイス制度って!?

みなさまご無沙汰しております

たまおですがなにか?

 突然ですが、私の座右の銘をお教えします・・・。

1円を笑うものは・・・

一円が泣かすぞ!!

ところで最近よくきくインボイスってなんだろう?

ニュースでよく聞くインボイスが気になるたまお

消費税が導入されてから、企業が税務署に納める負担は大きかった。

それを軽減するために免税点制度がつくられて、中小零細企業は消費税を納めなくてもよかった。

今回のインボイス制度で免税点制度は撤廃なのである!

中小零細企業もインボイス制度に登録させられ、1円を漏らすことなく消費税を搾り取られる…罰ゲームである。

インボイス制度に登録しないという選択肢も実は残されているが・・

仕入先が登録していない場合、店舗側は仕入れたときに払った消費税を経費として認めてもらえないのだ。

インボイス登録していない仕入先は取引先に「経費として認められない消費税」をかぶせることになるので、登録している仕入先に変更させる可能性がある・・

つまりインボイス制度に登録しなければ、取引先が減るかもしれない。こうなると、事実上の罰ゲームだ。

つまり、どっちに転んでも罰ゲームという、究極の選択なのだ。

なんとしても消費税をむしり取ってやろうという強い意志を感じるな…。

この言葉を贈ろう…。

さて、この底意地の悪いインボイス制度を理解するためには、消費税の歴史を理解する必要がある。

1979年までタイムスリップしてみよう!

日本を破滅に追い込む・消費税ことゴッゼイラは1979年生まれ。

ロストジェネレーションと同世代!

ゴッゼイラ・消費税の誕生秘話を読み解いていこう。

ゴッゼイラ3%誕生物語 プロローグ

1979年に産声をあげたゴッゼイラ誕生の背景には、

① 高度経済成長の終わり → 財政赤字!

② 少子高齢化の始まり → 社会保障増!

これらの問題を解決するために、ゴッゼイラの誕生を望む勢力が誕生したのであった。

【ゴッゼイラ3%誕生物語】

 大平内閣の巻(1978-80)

ことの発端は、ときの大平内閣。

「財務省再建のための一般消費税」をかかげた。

消費税が日本で初めて公約に掲げられたのだった。

オイルショックの影響があり、財政破綻防ぐために増税を掲げたが、世論の反発により総選挙で自民は敗北。(国民総スカン)

失敗に終わる。

良い気味だ!

世論が増税にNOをつきつけたから失敗したのだな。

ゴッゼイラ3%誕生物語

鈴木内閣の巻(1980-82) 

続く鈴木内閣は「増税なき財政再建」で消費税のトーンは落ちた。

貴様!骨のある奴め!

消費税はあとまわし。小さな政府による行政の合理化を進めた。

よし。褒めてつかわす!

【ゴッゼイラ3%誕生物語】

中曽根内閣の巻(1980-87)

次いだ中曽根内閣。

選挙で「国民が反対する大型間接税(つまり消費税)」はやらない。

この顔が嘘をつく顔に見えますか?」と強気な発言をしていたが、

圧倒的な勝利を収め、選挙が終わると公約違反の

売上税と名を変えて増税を掲げる。

当然、国民の反発にあい、自民党は敗北。内閣は総辞職し退陣。

形を変えてごまかしても無駄だ!

こちらも世論の力で増税は失敗に終わったのだな。

ん?まさか…!

ゴッゼイラ3%ついに誕生…!

ゴッゼイラ3%誕生物語】

竹下内閣の巻(1987-89年)

そして、竹下内閣。

「財政再建のための消費税法案」成立と施工。

ここで3%の消費税が導入されてしまう。

国民の反発は強かったが、ねじ込まれてしまった。

竹下内閣は所得税・法人税・相続税の減税をセットで行うことで

「増税ではありません」という理屈で消費税法案を成立させた。

リクルート事件もあり、竹下首相は退陣する。

このたわけ!ヨーダみたいな顔しやがって!

増税だけは決して諦めない政府め!

こうしてゾンビのように起き上がるゴッゼイラがついに誕生したのであった!

消費税導入と同時に、大企業や富裕層向けには減税を進め、消費税で弱者から金を巻き上げた!なんたる暴挙!

ゴッゼイラ3%誕生物語

海部内閣の巻(1989-91)

その後、海部内閣。

国会では消費税の存廃議論が行われ、野党から消費税廃止法案が提出されたが

ミスが発覚し修正をされ、対抗した与党自民党は消費税見直し案を国会に提出。

→結果として廃案となってしまった。

一度導入された消費税に国民が慣れてきたという点もあるという。

最初の導入のいかに罪深いことよ。

廃案…!?なぜだぁあ!

ゴッゼイラは生き残ってしまった…うーむ。

ゴッゼイラ3%誕生物語

細川内閣の巻(1991-93)

日本新党、細川内閣。

消費税を白紙に戻すと提案!

代わりに国民福祉税7%が提案される。

なん…だと…!?

3%をやめて7%?!

しかも、当初の増税の目的が財政赤字問題だったのに、

社会保障が追加されているぞ?!

ゴッゼイラ3%誕生物語

細川内閣の巻(1991-93) 

社会保障のための国民福祉税7%世論は味方にならず、廃案。

あたりまえじゃ!

ん?まさか…!

ゴッゼイラ・消費税5%へ成長!!

ゴッゼイラ5%成長物語】

村山内閣の巻(1994-96)

そして、短命の羽田内閣を経て、村山内閣が誕生する。

もともと野党時代の社会党は消費税に反対していたが、いざ政権の座につくと、社会保障を掲げて、3%を5%に引き上げる「消費税5%への税制改革関連法案」が成立。

この花咲かじじい!

余計なことを!!

ゴッゼイラ5%成長物語】

橋本内閣の巻(1996-1998)

その後に続いた橋本内閣で、「消費税5%」へ引上げ!

せっかく景気が回復していた中、この増税により景気が悪化し、

金融機関の破綻、完全失業率、全国企業倒産件数や自殺者などがみるみる増加していった。

北海道拓殖銀行の経営破綻や山一證券廃業など大手金融機関の倒産も発生し、

参院選で自民党敗北。橋本内閣も退陣。

このポマード野郎!何をしたか分かってるのか!

なんたること!消費税は経済を破壊し、国民を苦しめ続け、日本がとんでもないことになるぞ!

ゴッゼイラ5%成長物語

消費税率5%引上げの最終的な対応をした橋本元首相は退任後、以下のように反省の弁を述べている。

「私は緊縮財政をやり、国民に迷惑をかけた。

私の友人も経済問題で自殺した。本当に国民に申し訳なかった。

これを深くお詫びしたい」

後の祭りである!言語道断!

これで前編は終わり。次回後編では、ゴッゼイラ・消費税が10%にまで成長し、日本経済を破壊していく物語をとくとご覧あれ!

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